こんにちは。Genです。
「「〜ができる」という意味で”can”または”be able to”を勉強したが、違いや使い分けがイマイチわからない。 単純に「助動詞を重ねる場合」だけ?」という疑問を持つ方は少なくないと思います。
今回は“can” と “be able to” について、以下の3パターンに分けてサクッと説明します。
- “can” と ”be able to” 両方使うことができる場合
- “can” を使う場合
- “be able to” を使う場合
All right, let’s get started!
Contents
“can” と ”be able to” 両方を使うことができる場合
「〜できる、何かをやってのけることができる」ことを表現する時は両方を使うことができます。ただし、基本は”can”が優先されると考えて良いです。一言”can”と言えば済みますからね(最短・最速で伝わるのが会話では正義です)。フォーマルな場面だったり、「できる、能力がある」ことを強調する場合は”be able to”が選択されることがあります。
“can” を使う場合
受け身(受動態)を用いた表現
”can”は「潜在的な性質」を表す助動詞です。ここから「〜ができる」「〜して良い」などの用法が生まれています。受動態を用いる表現はこれらを示すケースが多く、”can”を使用するのが一般的です。
This town can be very hot.
(この町はとても暑くなることがある。)
My bottle can be contained boiled water.
(オレのボトル熱湯オッケーだよ。)
場所や物が主語の表現
受け身の場合と同様に場所や物が内に秘める「潜在的な能力・性質」が表現されることが多く、”can”を積極的に用いることが一般的です。
This SSD can store data up to 1TB.
(このSSDは最大1TBまでデータを保存できる)
This room can accommodate up to 10 people.
(この部屋は最大10人収容可能です。)
仮定法で”could”を用いた表現
「もし〜だったら…できるのに」という心理を表す表現です。後述しますが、”be able to”は単純に能力を示すのみなので、心理状態や意思を示す仮定法では使うことはできません。
(○) I could buy a car if I had enough money.
(X) I was be able to buy a car if I had enough money.
(たくさんあれば車が買えるのにな〜) ※実際にはできない
“be able to” を使う場合
助動詞を用いた表現
本質的なことを言うと「話者の助動詞は心理状態」を表します。例えば、”may”であれば「かもしれないな〜」、今回の”can”であれば「潜在的な能力」と言う心理状態を表現に加えています。これらの心理状態は同時持つことはできません。”be able to”はあくまで「〜ができる」と言う事実を表現するので助動詞との共存が可能です。
Jack may be able to speak Spanish.
(ジャックはスペイン語を話せるかも。)
I’ll be able to complete the report tomorrow.
(明日、レポートを完成できるよ。)
To不定詞や完了形を用いた表現
”can”は動詞ではなく、当然過去分詞の形も持っていないので、To不定詞と完了形では”be able to”を用います。
I wanna be able to speak English better.
(もっと英語が上手く話せるようになりたい。)
I haven’t been able to go out in these two weeks.
(この2週間外出できませんでした。)
まとめ
海外の同僚のメール、英会話講師、文法書などから見直したのですが、感覚的に以下を判断の基準にすると良いです。
- “can” : 能力に加えて許可など潜在的な意味を含めて表現する
- “be able to” : 単純に能力やスキルを表現する
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
See you soon!