こんにちは。Genです。
”help me.”
誰かに助けを求める時の表現で一番慣れ親しんでいる表現だと思います。
英語学習を進めたり、ネイティブの会話で次の表現もよく耳にするのではないでしょうか?
”help me out.”
「助ける」と言う意味では両者同じグループと言って良いですが、ニュアンスの違いで使い分けが必要な場合があります。今回の記事ではこれを簡単に解説します。
All right, let’s get started!
Contents
【結論】緊急性や深刻度の違いで分かれる
両者の違いは以下の通りです。
- help someone → 人に助力を与える
- help someone out → 問題を解決する
後者では”out”が持つ「〜から出る、脱する」と言う意味から「問題を解決する」につながることがわかります。
上記表現を用いて似たような例文を紹介します。後者の方が「差し迫った」響きがあります。
Could you help me with the debugging?
(デバッグを手伝ってもらえませんか?)
Could you help me out with the debugging?
((行き詰まって困っているので、)デバッグを手伝ってもらえませんか?)
使用上の注意点
ニュアンスによる部分がありますが、”help someone out”を”help someone”へ置き換えることはほとんどのケースで問題ありません。
ただし、逆のケースは必ずしも置き換えることはできません。”help someone out”は「句動詞」と呼ばれ、「動詞+副詞」または「動詞+副詞+前置詞」によって構成される動詞と同じ振る舞いをするフレーズです。
下記の例は「この荷物を運ぶのを手伝っていただけますか?」を意図した表現ですが、”help me out”の方は句動詞と動詞が重なってしまうため、文法上誤った表現になります。
- Could you help me carry this baggage?(正)
- Could you help me out carry this baggage?(誤)
まとめ
今回は”help”と”help out”の違いについてシェアしました。ポイントをおさらいします。
- “help someone out”は緊急性が高い響きがある
- “help someone out”は句動詞なので”help someone”への置き換えは注意が必要
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
See you soon!